ポッドキャスト制作会社を選ぶ5つの条件

最終更新: 2019年10月14日



企業やイベントでポッドキャスト番組や音声コンテンツの製作や配信をしたい時に、個人や自社でつくるのは簡単ですが、より高音質でクオリティの高い音に仕上げ、尚且つ関心の強いターゲットにリーチするにはマーケティングに強い会社を探す必要があります。この記事では、どの様な基準で業者を選べばいいのか考えてみたいと思います。


大きく以下の5つに分けられます。


  1. DAWの経験と機材の知識

  2. 英語に対応した人材

  3. 広告やマーケティングに強い

  4. プロエンジニアのRec技術と耳

  5. ポッドキャスト市場に精通している


1.DAWとは


DAWとはデジタル・オーディオ・ワークステーションの略でプロミュージシャンが曲をレコーディングする時に使用するプロトゥールスやロジックなどの事です。オーディオインターフェースを使用する事により、複数のマイクで別々のトラックで録音し、その後1つずつの音をコンプやEQをかけて加工して心地よく聴ける様にする作業ができます。


ポッドキャスト初心者におススメなのがアップル純正品のガレッジバンド(GarageBand)やフリーソフトのAudacity(オーダシティ)などですが、機能が少なく音質にも限界があるため、長く配信していく場合は有料になりますがアドビやProTools、ガレージバンドの延長戦で使えるLogic Proなどがオススメです。


ちなみにご参考までにですが、よくコンプレッサーは音圧を上げるためのものと言う記事を見かけますが、EQ(イコライザー)やコンプも基本的な考え方は、「余分な部分をカットする」という使用法にとどめるのがポイントです。


あまりに足りない部分のゲインを上げ持ち上げ過ぎると、確かにボリュームのある音に聴こえますが、逆にペチャンコなダイナミックのない音になってしまい、長く聴くと耳も痛くなってしまいます。


このDAWやミックス、マスタリングのトピックは特にプロのエンジニアやミュージシャンにとっては奥が深く尽きることのない話題になりますが、今回は専門的な話は省いてDAWという名前だけ覚えて頂けたらと思います。



2. 英語が話せる人材がいる会社


日本語でポッドキャストを配信するのに、なぜと思われるかもしれませんが、日本には音声メディアやポッドキャストに関するニュースや情報は非常に少ないと言わざるを得ません。


先日ネットニュースで「ポッドキャストはバブルだ」と言う動画メディア番組を拝見しましたが、アメリカでは4人に1人がポッドキャストを聴いていると言われているのに対し、日本では殆どの人が聴いていないどころか、知らない人も少なくありません。


しかしながら、動画広告を活用したマーケティングやユーチューブ戦略は激増し、ブログや企業のサイト、ニュース記事など文字によるテキストコンテンツは莫大な量となっていますが、それをバブルと言う人はいません。


ましてや、90年代に殆どの家庭にテレビやラジオが普及していても、それを「動画バブル」と言うのでしょうか?(現代では家以外でスマホで動画を観る世代の方がテレビより多いと言われている)


海外では、SNSをこれまでほぼ利用してこなかった著名人や起業家、そして大企業がポッドキャストなどを活用した「音声メディア戦略」に力を入れて、マーケティング費用をシフトしてきています。



フェイスブックの創業者のマーク・ザッカーバーグがポッドキャストを始めたとき、多くの人が「Facebookで書けばいいのに、動画をユーチューブに投稿すればいいのに。」と思った事でしょう。


しかし、彼らはテキストより情報量が多く、また動画より想像力を働かせることができる音声、自分の声をマスメディアを通さない形で発信したいと思ったのでしょう。「自らの声」を使うことにより、よりダイレクトに自分の考え方を発信することが出来ます。



3. デジタル広告とマーケティングに強い


ポッドキャストは、これまでのソーシャルメディアとは違います。その理由は、これまでのSNSは文字や動画などデバイスを手で持ち、ディスプレイを目で観る必要があったのに対し、音声コンテンツの場合はそれらが必要ないということです。


また、ツイッターやユーチューブなどは投稿したプラットフォームでしか見られないのに対し、ポッドキャストは一度配信すると複数のプラットフォームやアプリ(Apple Podcastやキャストボックス、スポティファイ、グーグルポッドキャストなど)で聴ける様になります。


しかしながら、ただ単に配信するだけではターゲティング出来ず、例え多くのリスナーがいてもコンバージョンに繋がらず、ビジネスや企業の売上げに貢献できない場合もあります。


ポッドキャストは見つけてもらうのが難しいと言われ、また正確なデータに弱いとされていますが、正しく使えば測定も可能であり、よりファンと繋がり、他のプラットフォームとの相性も良くなり相乗効果を期待する事ができます。



4. プロエンジニア並みの耳があるかどうか


日本人なら誰もが文字を書く事ができますし、また動画編集ソフトも触れば意外に使えてしまいます。しかし、DAWは慣れるのにかなり時間もかかり専門性を必要とします。


さらに、音の帯域幅やコンプのスレッシュホールドなどは、音楽の製作に関わった事のない人はほぼ意識した事はありません。例えば、音は常日頃音楽に限らず私たちの身の回りになっているものになりますが、


「いま50ヘルツ以下の音が鳴ってるな。」


と認識出来ている人は非常に少ないです。そして、いきなり様々な音の帯域を聴き分けるのは難しく、かなりの訓練と知識を必要とします。これはただ単にDAWの使い方や専門用語を覚えたり、機材の知識を増やすだけでなく、耳を鍛え練習する必要があります。


例え普通の人が聴き分けられない細かい作業だったとしても、ミックスが終わり仕上がったオーディオは「なんか良い音だな」と感じてしまうものなのです。



5. ポッドキャスト市場に精通している


英語が理解できる部分に少し近いのですが、ポッドキャストをビジネスに活用し、長期的なブランディングやマーケティングに成功するためには、やはりポッドキャスト自体を詳しく理解し、またその業界の人たちと繋がりコミュニケーションをしていく事が大切です。


例えばポッドキャストを配信している人だけでなく、ポッドキャストのアプリを開発している企業や、広告をつくってマーケティング人たちの声など、現場にしかないリアルな問題や課題が観えてきます。そして問題が分かれば、それはひとよりいち早く気づき解決するチャンスを得る事もできます。


ポッドキャストは、テキストや動画と比べてバブルどころか、むしろこれから「音声元年」がやってきます。皆さまのお役に立出る様、弊社も日々精進し研究と改善を重ねていきたいと思っております。




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